新たにM-07Rの組み立てを始めます。
執筆時点の最新のMシャーシはRWDのM-08 CONCEPTですが、M-07Rはミドルエンドのシャーシ構造をMシャーシサイズで実現してシャーシのキャパシティを拡大した魅力溢れるシャーシです。
約24,000円分のオプションが付いていることも魅力のひとつです。
M-07Rを組み立てます
完全どノーマルのTT-02でオンロードを楽しんでいましたが、そろそろミドルエンド以上のツーリングカーでしっかりとメンテナンスやセッティング、ドライビング・テクニックを学びたいと思ってTA-07やTB-05などを物色していました。
そこで目に飛び込んできたのが上の写真の「M-07R」…
そうFWDのMシャーシ、ぜんぜんミドルエンド以上ではないように思えますよねw
この記事執筆時の最新のMシャーシはRWDの「M-08 CONCEPT」ですが、TA-07やTB-05の特徴のひとつである左右のステフナーと同じジオメトリーにハイエンドの系譜とタミヤの本気を感じて、次のツーリングカーをこのM-07Rに決めました。
Mシャーシ(FWD)の歴史
Mシャーシは奇数の型番が前輪駆動のFWD、偶数の型番が後輪駆動のRWDってことぐらいしか知らなかったので、ネットで調べると詳しく解説してくださっているサイトを見つけました。
初代「M-01」の登場が1994年なので、この記事執筆時点ですでに四半世紀以上も続く歴史と伝統のあるカテゴリーなんですね。
ちなみに初代M-01の組立説明図は、今でもタミヤ(田宮模型時代ですがw)のサイトからPDFで見ることができます。
「キャパシティの拡大」がM-07開発のメインテーマ
タミヤによると、M-07は次の3つのテーマを掲げて開発したとのこと。
- シャーシのキャパシティの拡大
- 操縦のしやすさ
- セッティングの再現性の高さ
3つのテーマの中でもメインテーマは「シャーシのキャパシティの拡大」。
シャーシのS・M・Lのホイールベース変更を一体成型に変更したことでシャーシのねばりや剛性感が格段に向上、その結果、路面追従性が上がってコーナリングスピードの限界がより増したそうです。
確かに、TA-07やTB-05の流れを汲むステフナーを搭載したM-07のシャーシはひと目見ただけでも格段に剛性感が向上していて、M-05以前のMシャーシとは全くの別物になっています。
素組みで即タミグラ出場できるM-07R
M-07 CONCEPT自体は2017年6月に発売、今回組み立てるM-07Rも2019年3月に発売されて、すでにシャーシとしては熟成された域にあります。
最新のFWDのMシャーシ「M-08 CONCEPT」も相当よく走ると聞いていますが、今回のM-07Rに同梱されている定価24,200円相当の厳選されたオプション群の内容を見ると「タミヤグランプリに最適」のキャッチも伊達じゃないですね。
Mシャーシをツーリングに寄せていく、というよりもツーリングをMシャーシサイズで創ったのがM-07だと思います。
また5/20に更新された2020年のタミチャレのレギュレーションを確認するとタミチャレMは17.5Tのブラシレスモーターと20Tのピニオンギアでの参加が解禁されたので、開催の目処が立てばぜひこのM-07Rで出場したいと思います。
一筆書きのようなラインで走りたい
M-05以前のFWDのMシャーシと比べてシャーシの粘りと剛性感が向上しているM-07シャーシは路面追従性が上がっているので、一世代前のM-05のようにリバウンドを多めに取る必要がなくよく動く方向で足回りをセッティングできそうです。
4WDシャーシのような「減速→ターン→加速」といった4WDを活かした走り方をしてしまいがちなんですが、M-07Rではシャーシ剛性を活かして「舵角を抑えて高速でジワリとコーナーを抜ける」一筆書きのような走り方を習得したいです。
さて次回から、いよいよM-07Rの組み立てを始めたいと思います。