DB01最大の難関?ボールデフの組み立て
DB01を組み立てる上で最大の難関?となるのが、キット標準のボールデフの組立工程です。
ネットなどで先輩DB01オーナーのご意見・感想を見ると、ボールデフについての阿鼻叫喚が聞こえてくることが間々ありますw
そんな諸先輩方のおかげで今回はそこそこスルスルなボールデフを組むことができましたので、ボールデフの組み方を3つのポイントにまとめてみました。
ポイント①:説明図❸通りに”仮組み”する
DB01のボールデフの組み立てで多くの悲鳴wが聞かれるのは、説明図❸の中央の図と右端の図の間にあるひねり矢印(赤丸印)に気付かずにすべて逆のままボールデフを組んでしまい、ドライブシャフトをつなげる工程でやっと気付くパターン。
素材も形状もバラバラで見慣れない特殊なパーツ同士の組み合わせなので、一度仮組みして説明図と同じ形状になるかよく見比べることをお薦めします。
ギアデフしか組んだことのない不慣れな私にとってボールデフの組み立てはDB01が初めてだったので、各パーツの組み立て順や塗布するグリスの確認などを半ば楽しみながら組み立てました。
ポイント②:脱脂、脱脂、とにかく脱脂
仮組みをしてボールデフのパーツ構成や各グリスを塗布する箇所を確認したら、KAWADAのシャカシャカ君でデフプレート(BG8)と3mmスチールボール(BG7)を徹底して脱脂します。
この脱脂作業は車種に関係なくボールデフを組む際に必ず行なって、脱脂済みのプレートとボールは直接触らずにピンセットなどで組み付けます。
脱脂が完了したら、ボールデフグリス、デフプレートグリス、スラストベアリンググリスの3種類のグリスを塗布して仮組みで確認した通りにボールデフを組み立てます。
ポイント③:握力で辛うじて滑るまで締める
無事組み付けが終わったボールデフのボールとデフプレートの当たりを確認しつつ、「ボールデフプーリーが滑らなくなるまで徐々に2x25mmキャップスクリュー(BG4)を締めていきます」との説明図通りにスクリューを締めていきます。
この「ボールデフプーリーが滑らなくなるまで」の表現ではその締め付けの強さが伝わり難く、説明図の想定よりも甘く締めたプーリーが滑ることで発生した熱でプーリーを溶かす悲劇が生まれてしまいます。
説明図が伝えたい「ボールデフプーリーが滑らなくなるまで」 とは、左右のデフジョイント(BG5)(BG6)を固定して最大握力でやっとプーリーがちょっとだけジワッと回るぐらいの強さで締めることです。
ボールデフの組み立てとメンテナンスを教えてくれる動画
今回、初心者の私が初めてボールデフを組み立てる時にものすごく勉強させていただいたradioGAGAチャンネルのYoutube動画をご紹介します。
福井県にある西日本最大級のラジコンサーキットradio GAGAさんの店長、GAGA高橋さんによるボールデフのメンテナンス解説です。
PART 1とPART 2の2つに分かれているこの動画さえ観れば、タミチャレ・タミグラの速度域で快適なボールデフを組めそうです。
GAGA高橋さんの動画はRC初心者にとって号泣モノの情報がいっぱい!
GAGA高橋さんの軽妙なトークで思わず噴きそうになりますので、電車の中などでご視聴の際はお気をつけください。
特に「速すぎてゆっくり…」のくだりは危険ですので?気をつけてくださいw
ご紹介したYoutube動画はごく一部、この他にもラジコンカーのドライバー必見の動画がたくさんあるのでぜひradioGAGAさんのYoutubeチャンネルをご覧になってください。