CACTUS PROの組み立て④(フロント・サスアーム)

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CACTUSRCカー
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3RACINGのCACTUS PRO(カクタス プロ)の組み立て、次はBAG 2のフロント・サスアームの組み立てに進みます。

CACTUS PRO(カクタス プロ)の組み立ての第一関門は、このフロント周りですね…間違いありません💦

フロント・サスアームの組み立て

BAG 2のパーツ群の組み立ては、BAG 3と共にCACTUS PRO(カクタス プロ)の組み立ての第一関門になります。

というのもBAG 2はフロント・サスアーム、加えてBAG 3はフロント・ナックルとアッパーリンゲージといったフロントの足回りを集中して組み立てる工程になるからです。

単に組み立てるだけでなく『ガタなくスムーズに動くように組み立てる』ために仮組み・調整を頻繁に行なうことになります。

落ちないサスピン

CACTUS PROのサスピンとフロントロアサスマウントは、受験生のお守りになれるぐらい落ちません💦

本当は自重でサスピンがストンッとサスマウントを通り抜けなきゃいけませんので、調整します。

ヨコモの3.0mmのストレート リーマーを使って、サスピンが自重で通り抜けるギリギリのところまで穴のサイズを調整します。

1/10サイズのラジコンカーでは3.0mmの穴の調整は必須になるので、思い切ってストレート リーマーを1本揃えておくとなにかと重宝するのでオススメです。

Bitly

サスブロックとサスアームの調整

サスマウントにサスアームを仮組みしてみましたが…

組み付ける箇所のサイズが合っていなくて渋ッ渋で堅くて、スターウォーズの戦闘機みたいになってしまいました💦

今回は交換する可能性が低いサスブロック側を平ヤスリで削って、サスアームに馴染むように調整します。

Bitly

サスブロック側のサスアームと接する箇所に、しっかりと平ヤスリをかけて調整します。

上の写真では左の穴の周りがヤスリをかけていない状態で、右の穴の周りがヤスリをかけた状態です。

サスアーム側はサスピンを通す穴の周りに強めパーティングラインが入っていたので、ラインを消す程度に平ヤスリをかけておきます。

走行するにつれてパーティングラインが削れてサスブロックとのクリアランスが変化しないように、事前に予防措置です。

サスブロックにアームとサスピンを組んで、ガタつきや渋さがなくアームがパタパタと稼動できたら調整完了です。

M2.5転造タップ切り

M2.6×6のフラットスクリューの舐め防止のために、M2.5の塑性変形でネジ山を造る転造タップでネジ山を立てておきます。

タミヤの3.0mmのタップも削りカスが出なくてキレイにタップが切れる転造タイプなので、もしタップを揃えるなら転造タップをオススメします。

転造タップ
円筒内面を塑性変形(盛り上げ)させることにより溝でなく山を作っていきます。
そのため、削りカス(切粉)が発生しないので大量生産品に向いていますが、加工に大きなトルク(回転力)を必要とするためM6以下のタップに多く用いられます。
切削タップ
円筒内面にねじ溝を削り出して作ります。「削り出す」ので削りカス(切粉)が大量に発生します。
転造タップに比べてトルク(回転力)は少なくて済みますが、 削りかすを除去しながらの加工となるため大量生産には不向きな加工方法で主にM8以上の大きなタップに用いられることが多い加工法です。

私はスチール用のOSGのニューロールタップ(NRT)を使っていますが、カーボン混入樹脂でもサクサクタップが立てることができるのでとても気に入っています。

走行時のフロントの衝撃をシャーシ後方に受け流すフロント・バルクヘッドカバーの各ネジ穴にタップを立てて、組み付け精度を高めておきます。

あとはすべて説明図通りに各パーツを組み付けて、ショックタワーの取り付けに進みます。

Bitly

フロント・ショックタワーの取り付け

CACTUS PRO(カクタス プロ)に標準で付属している、アルミのフロント・ショックタワーを取り付けます。

取付け精度もよく、ガタツキや渋さもなくしっかりとシャーシに取り付けることができました。

これで第一関門突破!といきたいところですが、まだ前半が終了したことろです💦

次に第一関門の後半、BAG 3のフロントナックルとアッパーリンゲージの組み立てに進みます。

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