3RACINGのCACTUS PRO(カクタス プロ)の組み立て、ギアボックスに続いてBAG 6の『リア・アップライトとアッパーリンゲージの組み立て』に進みます。
フロント・ナックルの時と同様に、スペーサーやシムを多用して強度を保ちつつスムーズな動きになるように組み立ててみます。
ギアボックスの組み立て
パタパタとよく動くリア・サスアームが完成したら、次はリア・アップライトとユニバーサルシャフトを組み立ててリア周りの駆動系を完成させます。
ステアリング機構があるフロントと違って、リアはデフギアからの駆動をホイールに伝えるだけなので構造自体はとてもシンプル。
もしガタツキた渋さがあれば、スペーサーやシムで丁寧に調整していきます。
内側と外側でサイズの違うベアリング
リア・アップライトの内側と外側に2つのベアリングを仕込みますが、それぞれサイズが異なります。
車体外側が小さいM5x13x4サイズ、車体内側がやや大きいM10x15x4サイズになります。
外径が異なるので間違いはないですが、私がよく作るタミヤの車体だと同じ大きさのベアリングを使うことが多いので、ちょっと意外に思った箇所です。
ユニバーサルシャフトにモリブデングリスを塗布
ベアリングの回転に渋さやゴリゴリ感などがないかチェックして問題なさそうなので、アップライトにベアリングを組み付けます。
キット付属のユニバーサルシャフトは全長66mmで、可動部分にモリブデングリスを塗布して馴染ませます。
ユニバーサルシャフトの可動部分へ塗布するオイルは、こだわりやメンテナンス性などから様々な選択肢があります。
今回はモリブデングリスを使っていますが、最近は走行後の洗浄・メンテナンスが楽になるWD-40のぶっ掛け!一択になってます💦
他にはシリコン系やテフロン系などサラサラで砂塵の付着しにくいオイルを使用される方もいるので、使い勝手のよいオイルをいつも探しています。
スペーサーをプラパーツからアルミ製に置き換え
リア・アップライトをリア・サスアームに取り付ける際にキット付属のプラパーツのスペーサーを使う指示がありますが、耐久性と精度に期待してアルミ製に置き換えました。
上の写真では2つの青いパーツがアルミのスペーサーです。
よく可動して常に振動や衝撃を受ける箇所には、積極的に強度と耐久性のあるパーツに変更します。
リア・アダプターとベアリングの隙間をシムで調整
リア・サスアームにリア・アップライトを取り付けたら、ホイールを支えるリア・アダプターを取り付けます。
この時にリア・アダプターとリア・アップライトとの間にキット付属のM5x0.2mmのシムを取り付けますが、0.2mm厚ではリア・アダプター側にガタツキが出てしまいました。
リア・アダプターが樹脂製なので走行回数が増えればさらにガタも発生しそうですが、0.2mmのシムを1枚追加してガタツキを取り除きました。
ちなみにリア・アップライトのボール・スタッド(ピロボール)と取り付け箇所ですが、セッティング用にたくさん穴が空いています。
このリア・アップライトは樹脂製なので、これだけ穴が空いていると取付け強度が下がっています。
この多孔状態のままリア・アップライトに強い衝撃を受けるとボール・スタッドが捥げることがよく発生するので、私の場合は使っていない穴にあらかじめイモネジを埋め込んでおきます。
キットを完成させてシェイクダウンした後、気になる箇所や補強箇所をまとめて紹介する時にもう一度詳しく記録したいと思います。
リア・アップライト周り完成ッ
リア・アップライトをリア・サスアームに取り付け終わったらガタツキや渋さがないかなど、可動具合をしっかりチェックします。
走行後のメンテナンスで常にこの状態に保つ・戻すことになるので、動作のクセや可動具合をよく覚えておきます。
とはいえ前後の駆動系が完成したので、一気にマシン感が増して早く走らせたくなりました💕
次はBAG 7の『フロント&リア オイルショック』の組み立てに進みます!