隙間の大きさに合わせて厚みを変えます
前回に引き続きバスボンドによる、DB01の駆動系各部への防塵処理を続けます。
電動RCカーにとって駆動系はモーターの動力をできる限り無駄なく利用する重要な部分ですが、異なる材質同士を組み付けることもあって隙間が生まれやすい部分でもあります。
仮組みして隙間の大きさを見極めながら、塗布する厚みを変えてバスボンドを塗っていきます。
クリアランスの厳しい箇所も以外に平気
駆動をデフに伝えるベルトの張り具合を調整するDB01のベルトテンショナー(A8)(K1)パーツを仮組みすると合わせ面にほぼ隙間はありませんが、デフカップジョイントに近く走行中は絶えず砂埃に晒されるパーツなので防塵処理を施します。
写真ではかなりベッタリと塗布しているように見えますが、実際はかなり薄く塗っています。
(A8)(K1)パーツ同士を組みつけてもシリコンの適度な弾力を保持しながらしっかり組み付きますので、防塵効果が期待できます。
モーターマウント(BM21)周辺は隙間だらけ
DB01の動力の心臓部であるモーターとスパーギア、さらに換装したスリッパークラッチを搭載するなどDB01の走りを決める心臓部分の超重要パーツ、モーターマウント(BM21)です。
超重要なパーツなのに材質の異なるシャーシに直接組み付けるためか、実はシャーシとの間には隙間だらけの困ったパーツです。
ここから駆動系の心臓部に砂埃の侵入を許すとDB01の性能に直接影響してしまうので、隙間の大きさに合わせて厚みを調整しながら慎重にバスボンド塗布します。
センターカバーにも防塵処理
モーターマウントの上部に被せるセンターカバー(L1)パーツにも、モーターマウントを接する面にバスボンドを塗布します。
この(L1)パーツ、オプションのスリッパークラッチなどを搭載する際に一部分を削る必要があるので、削って隙間ができる場合はバスボンドによる追加の防塵処理が必要になります。
モーターマウントとの隙間が極端に広いところもあるので、仮組みして隙間の広さを確認しながら厚みを変えて塗布します。
仮組みして防塵の具合を確認
防塵処理した各パーツをもう一度仮組みして、思った通りに隙間が埋まっているかを確認します。
砂埃や土や泥で汚れるのはオフロードカーの宿命、ただし砂埃から守りたい箇所は徹底して守る準備はしておきたい。
こうしたちょっとした手間隙を惜しまないことが、マシンへの愛着につながると嬉しいですね。