M-07Rの組み立て⑩(フロントアップライトその②)

M-07R
M-07RRCカー
この記事は約4分で読めます。

前回のフロントアップライトの組み立ての続きです。

今回はキャンバー角調整用のターンバックルタイロッドを組み立てて、フロントアップライトを完成させます。

ターンバックルタイロッドの組み立て

前輪駆動のM-07Rの走りの要、フロントアップライトの組み立て「その②」です。

今回はキット付属のパーツの代わりにオプションパーツを使って、キャンバー角の調整が簡単になるターンバックルタイロッドを組み立てます。

キャンバー角調整用のターンバックルタイロッドの組み立て

キャンバー角を調整するターンバックルタイロッドは、キット付属の3x18mm両ネジシャフトを使わずにオプションの3x18mm アルミターンバックルシャフトを使います。

キット付属のパーツを使わずにターンバックルタイロッドを作る理由は、キットを組み上げた後のキャンバー角の調整をより簡単にするためです。

Bitly

「トー角やキャンバー角ってなに?」という方は、タミヤ公式サイトに詳しくてわかりやすい解説ページがあるのでぜひ参考になさってください。

図表や動画があって解説文もすごくわかりやすくて、セッティングに迷って基本に立ち返りたい時には私も繰り返し読んでいます。

説明図通りのタイロッドの長さに合わせるために、アジャスター部分はキット付属のローフリクション 5mmアジャスターに加えて手持ちの予備パーツのローフリクション5mmアジャスター (ショート・8個)を使います。

説明図通りにタイロッドの両端とも長いアジャスターにするとキャンバー角の調整範囲が狭くなるので、片方をショートタイプに変更します。

Bitly
Bitly

ターンバックルタイロッドはトー角やキャンバー角を調整するために結構頻繁にねじ込んだり緩めたりを繰り返すので、あらかじめセラグリスHGを薄く塗布してアジャスターのネジ穴の劣化を予防します。

ターンバックルシャフトにアジャスターをねじ込むときに重宝するのが、上の写真にも写っている5mmアジャスターレンチです。

Amazon.co.jp

シャフトとアジャスターを一直線上になるように組み付けるのですが、お互い結構細かいパーツのために歪んで取り付けてしまうことがあります。

アジャスターレンチを使うと極力歪みがない状態で組み付けることができるため、1本持っておくと組み立て精度が上がるのでオススメです。

今回はキット付属を使わずに、キャンバー角が調整しやすいターンバックルタイロッドを組み立てました。

M-07Rがすべて組み上がってターンバックルレンチでキャンバー角を調整する時にタイロッドの長さも変わりますが、この段階でのタイロッドの全長は説明図の原寸通りにしておきます。

Amazon.co.jp

オススメはオープンタイプのアジャスター

最近のツーリング用シャーシに付属するアジャスターは、今回使ったアジャスターではなくタイロッド奪着時に傷つきにくいオープンタイプのアジャスターが主流になっています。

オープンタイプのアジャスターを使うと、ピロボールからタイロッドを外す時にタイロッドを捻ってタイロッドの寸法が変わったりアジャスターを摘んだ時の傷を防ぐことができます。

その代わり、アジャスターとピロボールの接合部分にチリやホコリが入りやすくなるので、マメなメンテナンスが必要になりますね。

Bitly
Bitly

見た目もグレーからマットブラックに変わってちょっとカッコよく映るので、次回からはオープンタイプのアジャスターに変更したいですねw

ステフナーを取り付ける

前回組み立てたフロントアップライトをシャーシに組み付けて、今回組み立てたキャンバー角調整用のターンバックルタイロッドを取り付けます。

最後に4つの3x8mm六角丸ネジ(MA1)を使って樹脂パーツのステフナー(K5)を取り付けますが、ネジ穴は事前に3mmビス穴タップ(M3×0.5)を使ってタップを切って締め込みトルクをわかりやすくしておきます。

Bitly

これでフロントアップライト周りが完成しました。

組み付けた各部分動かしてみて、回転に抵抗がないか?ターンバックルタイロッドの動きに渋さやガタツキがないか?を確認します。

各部に渋さやガタツキ・抵抗がないことが確認できたら、次はステアリングワイパーとフロントバルクヘッドの組み立てに進みます。

タイトルとURLをコピーしました