M-07Rの組み立て②(シャーシ)

M-07R
M-07RRCカー
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いよいよM-07Rの組み立てを始めます。

説明図通りに組み立てていきますが、仮組み→本組みを繰り返してこまめにガタ取り・補強などのひと手間を加えつつ組み立てを進めます。

Bitly

いよいよM-07Rの組み立てを始めます

まずはロアデッキにステアリングポストとアッパーアーム用のピロボールを取り付けますが、今後の工程をスムーズに進めるためにビス穴のタップ切りも行ないます。

M-07シャーシを象徴するパーツとはいえ今回のロアデッキのは構造上の情報量が豊富で、つい手に取ってあれこれと想像しながらロアデッキ各部をじっくりと眺めてしまいます。

手順ごとに小分けされた小袋

M-07Rでは説明図の手順ごとに小袋が小分けされています。

タミヤの今までのRCカーキットのようにあっちこっちの小袋から組み立てに必要なパーツを探す手間がなくなって、パーツ間違いもなくなりそうです。

他社のRCカーキットではすでに採用されていて好評の小分け方法なので、タミヤでも採用してくれてすごく嬉しいです。

M-07Rにはオプションのロアデッキが付属

説明図の手順❶から、いきなりM-07R付属オプションの「OP.1812 M-07 CONCEPT ハイトラクションロワデッキ」の登場です。

ロアデッキに「GF-S」の刻印がありますが、「PA(プラスチック・ポリアミド)でGF(ガラス繊維)のS(合成物)」といった意味でしょうか?

ロアデッキの両端を持って軽く捻ると確かに「硬い、かつ、しなやか」な印象です。

M-07開発のメインテーマ「シャーシのキャパシティの拡大」へのタミヤとしての提案が詰まったこのシャーシ形状、見て触ってジオメトリーを確認したりFWDゆえのフロントからの駆動の伝達を妄想するだけで小一時間お酒が飲めそうですw

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タミヤの本気が見えたステアリング・ポスト形状

M-07シャーシのステアリング・ポストは、純正でアルミ製となっています。

上の写真ではわかりにくいかも?ですが、このポストは台座が六角形になっていてロアデッキ裏からビスで固定する時のナットの役割を果たしてしっかりと固定できます。

ステアリング・ポストはステアリング・アームをロアデッキに固定するため最も負荷が高い部位のひとつなので、しっかりと固定できるこの台座の六角形化からM-07シャーシに対するタミヤの意気込みを感じますw

事前にタップを切ります

3mmビスを使う箇所はすべて、3mmビス穴タップを使って予めタップを立てておきます。

タップを取り付けるドリルチャックはタミヤ製を愛用していますが、握り部分の形状と素材が秀逸で指先で繊細なトルクを調整しやすくオススメです。

特に脱着を繰り返す箇所に関してはセラグリスを薄く塗布してからタップを立てることで、締め込み時の抵抗を減らして締め込み限界を捉えやすくしつつ、ビス穴の強度を高める効果を狙っています。

この10g入りのセラグリス、組み立てとメンテナンスでかれこれ3年ぐらい使ってますが一向に使い切る気配がありませんw

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タップ切り作業の隠れた効果

組立図で使用目的を確認しながらビス穴にタップを切っていく作業、地味ですがシャーシ全体の把握にとても役立ちます

ロアデッキを手に持って「ここはビスの脱着が頻繁にありそうだな」とか「ここは強度が必要だから指示はないけどネジロック剤を塗布しておこう」とか「あえて浅く切って食い込み強度を高めておこう」など、各部位の目的や走行時の負荷を事前に確認・想像しながら各ビス穴のタップの切り方やビスの付け方を把握します。

この作業で組立図を最後の手順まで楽しく確認できるので、オススメですw

キット付属のビスはすべて六角ビス

ノーマルのM-07 CONCEPTシャーシに付属するのはプラスビスですが、M-07Rキット付属のビスはすべて六角ビスに変更となっています。

私はRCカーを組み立てる際は取り付け精度とメンテナンス時の利便性向上のためすべてのビスをオプションの六角ビスに変更していますがM-07Rではその必要がありません、素晴らしい!

ビスひとつとっても、タミヤの本気が垣間見えますw

より軽量化を目指すなら、M-07で使う79本のビスすべてをオプションのチタンビスに変更することも可能です。

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ネジ止め剤はつけ過ぎない

説明図に指示はありませんが、ステアリング・ポストを固定するビスにネジ止め剤を塗布します。

ステアリング・ポストは路面から受ける振動とステアリング・サーボの舵角動作の両方を受け止めているので、振動と回転による緩み予防のためにネジ止め剤を使用します。

ビスが緩まなければ良いので、写真のように薄く塗布しておくだけで効果は十分です。

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ステアリング・ポストとピロボールの取り付け完了

ロアデッキにステアリング・ポストとピロボールを取り付けるだけの作業ですが、ビス穴のタップ切りや今後の手順の確認など楽しく取り組むことができました。

FWDの特性上、M-07Rは4WDシャーシに比べると部品点数が少ないので最後までサクサクと組み立てが進むと思います。

次はオイル封入式ギアデフの組み立てに進みますが、ツーリングカーの組み立ての基本が一通り学べるM-07RシャーシはRC初心者にオススメの1台ですね。

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