メカ積み後の再設定と調整
前回でやっと各メカとダンパー、タイヤとホイールのシャーシへの組み付けが終わりました。
組み上がってしまうと早くシェイクダウンしたいところですが、ここはちょっと我慢して、マシンをコントロールしやすいように各メカ類の設定と各部の調整を行ないます。
あくまでシェイクダウン前の初期値の設定なので、数パック走行後にドンドン変更していくことになります。
ステアリングの調整
ステアリングサーボとステアリングワイパーをニュートラルの位置にして、サーボ側のセイバーホーンとステアリングワイパーをつなぐステアリングアームがサーボのニュートラル位置に対して直角になるように調整します。
説明図通りに組んだステアリングアームが長かったので、アジャスターを5mmカットしてターンバックル長を短くするとセイバホーンと直角でつなぐことができました。
このあと微調整して直角にする場合は送信機側のトリム調整ではなく、サブトリム調整機能で舵角全域に対して調整します。
またサーボの最大舵角がステアリングの可動域を超えていたので、ステアリングに合わせて送信機側の設定機能で左右のエンドポイントを80%に抑えました。
トー角とキャンバー角の調整
セッティング恒例のブランコ…じゃなくてG-Forceのセットアップシステムに載せて、トー角・キャンバー角を計測・調整します。
ブランコ設置場所の水平を保持してバッテリー搭載したままシャーシを計測しますが、本当はシャーシのウェイトバランスを適正化した状態で測定するのが好ましいですよね💦
だいたいこんな感じ?と目分量でターンバックルをグリグリ調整すると必ず狂うのでシェイクダウン前に下の表の値に設定しましたが、数パック走行後にまた計測・再設定します。
初期値 | フロント | リア |
トー角 | -1.5度 | キット標準(3.4度) |
キャンバー角 | 1.5度 | 1.0度 |
ダンパーの設定
はじめはミディアム(金)のスプリングでダンパーを組んでいましたが、フロントを一段柔らかいソフト(黒)に、リアを一段硬いハード(銀)に変更しました。
アップライトやドッグホーンがホイールやサスアームに干渉しないギリギリのところまでリバウンド量を確保して、路面追従性を高めています。
ただリアのアップライトの背が高くリバウンド最大時のアッパーアームとホイール内側のクリアランスが0.5mmほどと狭いので、様子を見てXV-01のアップライト(カーボン強化品)へ変更する予定です。
ESCの設定変更
今回組み立てているDB01は4WDの特性でブレーキがかなりよく効く印象なので、ESC03のブレーキ設定を75%に変更してマイルドな効き心地にします。
またジャンプ直後に前下がりになって前転着地しないように、ニュートラルブレーキ設定を出力0%に変更します。
もしESC03の設定方法を詳しく知りたいときは、タミヤ公開の取扱説明書を確認してみてくださいね。
ブラシレスモード設定 | 設定値 |
ニュートラルブレーキ出力 | 設定1(0%) |
ブレーキ出力 | 設定5(75%) |
バック設定 | ON ※初期設定のまま |
バッテリーカットオフ | ON ※初期設定のまま |
モーターのメンテと養生
今回組み立てているDB01はタミチャレのレギュレーションに合わせて、10.5Tのブラシレスモーターを搭載しています。
ブラシモーターと比べるとメンテナンスが格段に楽になった感のあるブラシレスモーターですが、軸受けのベアリングにメタルオイルを注油して回転抵抗をできるだけ取り除いておきます。
さらに砂塵でベアリングがゴリゴリにならないよう、ベアリングむき出し部分にマスキングテープを貼って防塵しておきます。
ベアリング用のオイルは各社の開発競争のおかげで日進月歩で進化しているので、ケミカル好きにはたまりませんw
これでやっとシェイクダウンできる環境が整いました!