リアアームの組み立ての次は、リアアスクルの組み立てに進みます。
駆動系のパーツがないので作りは単純ですが、ガタツキや渋さがないか確認しながら組み立てます。
『よく回ってよく踏ん張る』リア周りを組む
FWD(前輪駆動)のM-07Rにとって、リアアスクルは簡単に言ってしまうと「リアタイヤが回るだけのパーツ」です。
それだけに「よく回ってよく踏ん張る」リア周りを司る大切なパーツなので、説明図通り真剣に組んでいきます。
細かいパーツを並べて組み合わせを確認
リアアスクルは、かなり細かいパーツを組み合わせて使うので、使うパーツを集めて組み立て順を確認します。
説明図と違って、青いアルミのピロボールをハードタイプのピロボールに、加えて樹脂パーツ(C2)をアルミのスペーサーに変更しています。
このアルミのスペーサーはTRF417のアフターパーツ「5×1.5mmスペーサー(19804372)」で、私はアスクル周りのスペーサーとしてよく使います。
ネット通販やラジコン店でもよく見かけますので、ご興味があれば探してみてください。
ホイールを留めるフリーホイールアスクル(MC14)はオプションの軽くて強い超超ジュラルミン(A7075)製の軽量パーツもあるので、走りに合わせて選択してください。
クランプ式ホールハブの取り付けに注意!
12mmの汎用規格のホイールを取り付けるために必要な、5mm厚のクランプ式ホイールハブ(MB21)の取付けには1点注意点があります。
それは、1.6x4mmキャップスクリュー(MB3)を締め込み過ぎないことです。
小さくて締め込みやすくて回転するパーツなので、ついしっかりと締め込まなくちゃ!と思ってしまいがちですが、強い力だと簡単にネジ山を舐めてしまいます。
ハブが抜けなければ問題ないので、2本指でドライバーを摘んだ程度の軽い力で回らない程度まで締め込むだけで大丈夫です。
リアのスタビライザーの組み立て
説明図の順番ではリアアスクルの前に組み立てるので前後してしまいますが、リアのスタビライザーを組み立てます。
オプションのスタビライザーは前後の両方が含まれますが、M-07Rに付属のスタビライザーはリアのみとなっています。
説明図通りに組み立てれば問題ありませんが、一箇所だけ気をつけて組み立てます。
スタビライザーの組み立てで気をつける箇所とは、5x10mm六角ピロボール(MC3)と5mmアジャスター(MB12)の組立寸法です。
説明図では「24mm」との指定があるので、デジタルノギスで正確に測りながらピロボールをねじ込んで全体の長さを2組とも同じになるように調整します。
私はアマゾンで買った安いデジタルノギスを愛用していますが、長さや厚み、穴の大きさに指定があるRCカーの組み立てには必需品なので、1本持っておくとすごく便利ですよ。
これでリアのアスクルとスタビライザーが組み終わったので、次はリアに取り付けてリア周りを完成させます。