前回組み立てたリアアスクルとスタビライザーを、シャーシに取り付けます。
別々の工程で組んだ各パーツを組み合わせる時はいきなり本締めする勢いで組み合わせずに、仮組みをしてガタツキや渋さがないか、よく確認します。
リアアスクルとスタビライザーとターンバックルを取り付ける

リアアスクルとスタビライザー、それにターンバックルタイロッドをシャーシに取り付けます。
結論から先にお伝えすると、リアアスクルとリアアームの組み付けはとても渋くて調整が必要でした。
ターンバックルはオプションを選択

リアのキャンバー角を調整しやすくするために、キット付属の3x18mm両ネジシャフト(MB18)を使わずにフロントと同様のオプションのターンバックルシャフトを使います。
上の写真ではすでにオイルダンパーが付いていますが、次回に組み立てるので気にしないでください
説明図通りのタイロッドの長さに合わせるために、アジャスター部分はキット付属のローフリクション 5mmアジャスターに加えて手持ちの予備パーツのローフリクション5mmアジャスター (ショート・8個)を使います。
説明図通りにタイロッドの両端とも長いアジャスターにするとキャンバー角の調整範囲が狭くなるので、片方をショートタイプに変更するのはフロントと同じです。
リアアスクルとリアアームの組み付けが渋いので調整

ビスやシャフトで固定せずにリアアスクルとリアアームを仮組みしてみたところ、かなりの渋さを確認しました。
リアアスクルが自重で動かず固定された状態になるほどだったので、今回は説明図とは違ってリアアーム側を平ヤスリで薄く削りつつリアアスクルを仮組みして動きを確認しながら調整しました。
オンロードやオフロードに限らずによくある調整なので、サクサクと調整を進めます。

平ヤスリで調整した結果、ガタツキなく渋さも解消されてスムーズかつガタつかない心地よい組み付けができました。
各アジャスターはスムーズに動くか?

リアに限ったことではありませんが、各アジャスターをピロボールに組み付けたときにスムーズに動くか確認してください。
アジャスター側の変形やピロボール側が削れて、ピロボールからすぐにアジャスターが外れることもあるので要注意です。
変形したアジャスターを応急処置で直すこともありますが、組み立て時に変形しているアジャスターは消耗品だと割り切って新しいアジャスターを組み直した方が安心&早いですね。

最近のツーリング用シャーシに付属するアジャスターは、今回使ったアジャスターではなくタイロッド奪着時に傷つきにくい、上の写真のようなオープンタイプのアジャスターが主流になっています。
オープンタイプのアジャスターを使うと、ピロボールからタイロッドを外す時にタイロッドを捻ってタイロッドの寸法が変わったりアジャスターを摘んだ時の傷を防ぐことができます。
その代わり、アジャスターとピロボールの接合部分にチリやホコリが入りやすくなるので、マメなメンテナンスが必要になります。
リア周りが完成、次はオイルダンパーの組み立て

リアアスクルとスタビライザーの取付けが終わって、リア周りの組み立てが完了しました。
次はいよいよダンパーステーの取り付けとオイルダンパーの組み付けです。
Mシャーシ用のショートサイズのダンパーではなく、M-07Rに付属しているオプションのTRFスペシャルダンパーを組んでいきます。