3年ほど使っていたヨコモのLipoバッテリーがお亡くなりになったので、物は試しに深センDXFのLipoバッテリーを購入しました。
そこそこ安いですが、そこそこ本気仕様だったのでご紹介します。
練習用のバッテリーを追加
普段の練習用にと3年ほど使っていたヨコモのLipoバッテリー(4000mAh)が、中身のセルをパンパンに膨らませてお亡くなりになりました。
そのため手持ちのバッテリーがLF2200-6.6Vとニッケル水素3900だけになってしまったので、試しに練習用に中国は深センのDXFというメーカーのLipoバッテリーを購入してみました。
格安の印象のある中華製Lipoバッテリーの中では高い方とはいえヨコモのおよそ半額なので思い切って4本購入、自分としてはかなりの冒険です💦
DXFのLipoバッテリーのスペックと注意書き
製造元のDXFは2016年に設立された中国 深センSKTテクノロジー株式会社の1つの電池ブランドで、RCリポ電池の大手メーカーだそうです(説明書きのまま)。
このDXFのバッテリーはグレードAセルのみを使用してRoHSとCE品質テスト規格に準拠したバッテリーを工場から直接販売することで、他の大手電池メーカーと同等以上の品質とコストパフォーマンスを実現しているそうです(説明書きのまま)。
購入した中華製Lipoバッテリーのスペックは次の通りです。
GTFDR 2S 7.4V 5200mAh 50C RCバッテリー | |
ブランド名 | DXF |
化学組成 | リチウムポリマー |
構成 | 2S1P |
電圧 | 7.4V |
容量 | 5,200mAh |
吐出量 | 50C |
重量 | 270g |
寸法(mm) | 138×47×25(L×W×H) |
コネクタ | ディーンズ ウルトラプラグ |
バランサコネクタ | JST-XHR |
裏面の注意書きを翻訳すると次の通りです。
- 警告充電中はバッテリーを放置しないでください。
- バッテリーを分解したり、穴を開けたり、衝突させたり、ショートさせたり、バッテリーを火に入れたりしないでください。
- 漏れた液が目に入った場合は、きれいな水で洗い流し、医師にご相談ください。
- 小児の手の届かない場所に保管。
- 4.2v /セル以上の充電電圧または5C以上の電流でバッテリーを充電しないでください。
- セルあたり3.8Vで長期間保存します。
- 免責事項:安全上の注意を使用する前に読んで理解したことを宣言し、上記の指示の不適切な使用によって生じた結果について全責任を負うことに同意するものとします。
「セルあたり3.8Vで長期保存」という注意はよく覚えておかないと…
ディーンズのウルトラプラグが付いていた!
バッテリー付属のコネクタタイプはいわゆる「T型」、ディーンズコネクタになっています。
汎用品かと思いきやディーンズ純正のコネクタが付いていて、ESC側の純正のディーンズコネクタとは挿し辛さもなくスムーズかつしっかりと接続できています。
ちなみにディーンズコネクタ、正しい名称は「ディーンズ ウルトラプラグ」なのだそうですw
12AWGのケーブルが使われている!
中身のメタルの品質、線芯の太さや皮膜の厚みも考慮しなければいけませんが、このバッテリーにはしっかりと12AWGのコードが使われています。
コードの長さはバッテリーの付け根からコネクタの先端まで約11.5cm、やや硬い印象ですが搭載時の取り回しに困るほどではありません。
バランス用のコードは細く付け根部分が貧弱で脱着を繰り返す度に痛みそうなので、他のバランスコード付きバッテリーと同様に気をつけて扱いたいところです。
箱出しでは1セルあたり3.8~3.9Vでした
注意書きに「セルあたり3.8Vで長期保存」とありましたが、送られてきてすぐ箱から出した状態で写真の通り1セル3.8V前後でした。
購入した全4本、すべてちゃんと注意書きの通りに電圧調整・保存されていました。
ディーンズ ウルトラプラグ採用、12AWGのケーブル、注意書き通りの電圧調整と、好感の持てるバッテリーという感じです。
早速充電…
5,200mAhのLipoバッテリーなので、5.2Aの1Cに設定してバランスモードで充電します。
写真の充放電器は2年ほど前にから使っているヨコモ製ですが今は各社からさらに機能が充実した新型の充放電器があるので、最寄のお店やエキスパートさんにオススメの充放電器を尋ねてみてください。
ちなみに私が今欲しい充放電器はこれ、充電電流最大12Aの優れものですw
スペック通り、4.2Vの2セルで8.4V分をしっかり充電できました。
TT-02、M-07Rへの搭載は問題ナシ
こちらでもご紹介させていただいたテスト車両のどノーマルTT-02ですが、どこかに干渉することなく普通に搭載できます。
バッテリー搭載位置の底に滑り止め用の高さ3mmの低反発ウレタンスポンジを貼っていますが、特にきつい、狭い、ということもありません。
ノーマルのTT-02に付属のバッテリーホルダからオプションのFRPのバッテリープレートに換えたTT-02 TYPE-Sに至っては、プレートの厚みが薄くなった分さらに高さに余裕が出てしまいました。
隙間が空きすぎてガッタガタなので、もっと容量のある大きいサイズのバッテリーも搭載可能ですね💦
最近組み始めたM-07Rシャーシにも、高さに3mmほどの余裕を残してあっさり搭載できました。
これで手持ちのツーリングカーには使いまわせそうでホッとしましたが、オフロードバギーのDB01にはすんなりと搭載できませんでした…
DB01への搭載はちょっと難あり
DB01にキット付属のバッテリープレートを使ってこのバッテリーを搭載すると、高さが足りずにバッテリーが固定できませんでした。
私の持っているDB01はバッテリー搭載位置がフラットになっているマイナー後のロアデッキですが、バッテリープレートが分厚くて固定用のスナップピンが挿せません。
とりあえずTT-02 TYPE-Sに使う予定だったオプションのFRP製バッテリープレートを使うことで、しっかりとバッテリーを固定することができました。
バッテリーのバランスコードがロアデッキのポストにやや干渉しますが、バッテリーがガッチリ固定されているので磨耗などの心配はなさそうです。
Lipo特有のパンチの効いたトルク感を実感
いずれもブラシレスモーター仕様のTT-02とDB01に搭載して走行してみたところ、Lipo特有のパンチのあるトルク感を実感できました。
連続走行時間はだいたい20分程度で気になる発熱もなく、5~6パック程度ですが充電時も普通にバランス充電できています。
10~20パックほど繰返し使ってみて耐久性を確認する必要はありますが、普段の練習用として十分に使えるバッテリーだと感じました。
このバッテリーをサーキットに持ち込んで、しっかりと走り込みたいと思います!