DB01のダンパーを組み立てる
前回のダンパー組み立ての準備に引き続き、早速、ダンパーを組んでいきます。
今回のダンパー組みでは、一部説明図通りの手順で組まない箇所があります。
ネットでダンパーの組み方を調べてみるとこだわりや経験則・オススメ・流儀・ジンクス?など人によってけっこう違っていて、とても勉強になりますw
TRF501Xのピストンロッドのガタ取り
ダンパーの挙動に大きく影響するといわれるピストンのガタを無くすために、オプションのテーパーピストンとEリングの間にシムを入れます。
ただ今回のDB01のダンパーに使用するTRF501X用のチタンコートピストンロッドは、ツーリング用の各ロッドと比べてピストンを固定する2枚のEリングの間隔が広くなっています。
そのため、このロッドでは0.2mmのシム+0.5mmのアルミスペーサーを入れることでガタなくピストンを組むことができました。
強化V部品を使用
消耗品でボロボロだったV部品を、オプションのOP.1871 TRFダンパー用強化V部品に置き換えます。
フロントとリアのダンパートップとダンパーエンドを同じ径のピロボールで取付けするなら、2セット必要になります。
今回のDB01ダンパーは前後で異なる径のスプリングを使いますが、(大)(小)2種類のスプリングリテーナーが付いていてとても使い勝手が良いオプション品です。
先にシリンダー内にピストンロッドを通す
シリンダーにピストンロッドを組み込む際の手順が、説明図とは違います。
説明図では先にシャフトガイドとOリングx2枚をシリンダーに組んでからピストンロッドを通す手順になってますが、私の場合は先にピストンロッドをシリンダーに通してからガイドとOリングをピストンロッドに通します。
ピストンロッドがOリングを傷つけることを嫌って、シリンダー内でOリングが圧縮される前にピストンロッドに通してからOリングをシリンダーに組み込みます。
一応おまじない?でダンパーグリスを塗布しているものの今回使用しているハイシールXリングはとても品質が良く、昔からあるタミヤ純正の赤いOリングほどの膨張・変形はない印象です。
#400のオイルとミディアムのスプリングを選択
写真ではいきなり完成していますが、TRFのオプションのオイルシールを使って、パッツンでもない、引きでもない、オーソドックスな普通のオイルダンパーとして組みました。
左右のダンパーを向かい合わせに押し合って、ピストンの入り方と出方が一致するように締め込み具合やオイル量の調整を繰り返します。
シリコンオイルの硬度は#400、スプリングは前後ともDF-03用のミディアム(金)を選びましたが、マシンの挙動を確認したらフロントをソフト(黒)、リアをハード(銀)にセッティングし直すと思います。
ちなみにDB01キット付属のシリコンオイルの硬度は#900でしたw
各部の干渉を避けつつ最大のリバウンド量を確保するため、シリンダー内のピストンロッドに2mmのアルミスペーサーを入れて前後とも最大ダンパー長を2mm短くなるよう調整しています。
ダンパーをシャーシに組んで調整
組み上がったダンパーをシャーシに取り付けて、ダンパーステーやサスアーム、シャーシ本体と干渉がないか確認・調整します。
フロントのスプリングリテーナーがサスアームに干渉していたので、ダンパーエンドを長いパーツに変更しました。
リアは長いダンパーエンドを取り付けていますがスプリングリテーナーがサスアームに干渉するので、ダンパーエンドとリテーナーの間に2mmのアルミスペーサーを入れて調整しました。
ダンパー取り付け方法を変更するかも
中古のダンパーながら可動パーツを新調した効果で、スルスルととてもスムーズに動いてくれます。
だた今回のダンパーはオプションのハード六角ピロボールでダンパーステーとサスアームに取り付けられていますが、ダンパーの脱着がかなり面倒で樹脂のV部品を傷つけてしまいます。
近いうちに、OP.1205 DB01 アルミダンパーブッシュ(2個)とOP.1503 バギー用アルミダンパーエンドボール(4個)を使ったダンパー取り付け方法に変更したいと思います。