前回でフロント周りの組み立てが一段落ついたので、次はリア周りの組み立てに入ります。
今回は225mmのミドルホイールベースを選択、まずはリアアームの組み立てです。
袋詰Cを使う
ここからは袋詰Cのパーツ群を使います。
説明図通りに進めるならリアアームの組み立て・組み付けより先にオイルダンパーを組み立てますが、今回はオイルダンパーより先にリアアームの組み立て・組み付けを進めます。
キット付属のカーボン配合強化樹脂リアアームの組み立て
リアアームの組み立ての注意事項はフロントアームの組み立てと同じで「サスシャフト(MB13)がガタツキなくストンとアームを通り抜けるか?」です。
リアアームにサスシャフトを通したときにジワッとしか入っていかない、もしくは簡単に入ってしかもカタカタと隙間がある感じ、というのは避けたいところです。
もしサスアームにサスシャフトがジワッとしか入っていかないなら、上の写真のような3mmのストレートリーマーを使ってサスアーム側の穴を薄く削って広げる必要があります。
アームの穴にリーマーを通してはシャフトを通して通り具合を確かめる、という作業を繰り返して広がり過ぎないように、かつ、ストンと通り抜ける程度に慎重に削ります。
もしサスアームの穴が大きくてサスシャフトを通すとガタツキがある場合は、サスアームの穴の内側に薄く瞬間接着剤を塗って穴を狭くした後にストレートリーマーを通して調整します。
ちなみにこのサスアームはカーボンを配合した強化樹脂製のオプションパーツ(M-07R付属)なので、削るなどの調整に一苦労します。
でも同じくM-07Rに付属のオプションのチタンコートサスシャフトと寸法が一致したときの動きは感動モノなので、ぜひこだわって調整してみてください!
1mmのアルミスペーサーで足回りの耐久性を高める
サスアーム周りは走行中に激しく動く箇所なので、樹脂パーツ(D1)の代わりにオプションの1mmのアルミスペーサーを使います。
足回りのスペーサーや調整用のシムは、オンロードやオフロードに限らず極力オプションのアルミパーツに代えて耐久性や取付精度を高めるようにしています。
さらにリバウンド調整用の3x4mmイモネジ(MB5)にはセラグリスHGを薄く塗布、ビス穴には3mmのタップを立てて繰り返される微妙な締め込みへの耐久性を高めておきます。
サスシャフトにガタツキや渋さがなく、スルスルとよく動くサスアームができたでしょうか?
次は組み立てたサスアームをシャーシに取り付けますが、キット標準のままだと取付精度にやや難があったので調整していきます。