みんな大好き3RACINGのCACTUS PRO(カクタス プロ)を手に入れたので、ストック用の練習機として組み立てます。
前回までM-07Rの組み立てを進めていましたが、EPオフロードのストッククラスに集中したいので、M-07Rは泣く泣く一時中断します。
ネットでは「カクタス プロ」ではない車体「カクタス」のレビューやブログ記事は見かけましたが、カクタス プロの情報は意外に少なかったので、ちょっと細かいところまで詳しく記録していきます。
CACTUS PRO(カクタス プロ)、到着しました!
ネット通販ではどこも品切れ状態だったんですが、Twitterで「カクタス少量入荷しました!」のtweetを見てすぐに注文!運よく手に入れることができました。
普段からGAGA高橋さんのYouTubeを通していろいろと教えていただいているので、授業料というのは大げさですが、そのお礼として注文させていただきました。
ちなみにGAGAさんのオンラインショップで取り扱われている、おすすめのRCアイテムの説明に添えられている高橋さんの一言は妙に味がある?ので必見ですw
CACTUS PRO(カクタス プロ)、開封前に外箱確認
キットが入っている外箱の情報量が結構あったので、簡単に拾い上げて見ます。
上の写真は底側ですが、CACTUSの特徴がビッシリと書いてあります。
意味は十分に通じるんですが「Eクリップピボットピンなしとのデザイン」みたいな、ちょっと不思議な日本語で書いてあるのはご愛嬌。
英語をそれなりにしか解さない自分にとっては、たいへんありがたいことです。
表側の右上には型番などが記載されてます。
- 型番:KIT-CACTUS PRO
- JANコード:4895124751299
- 定価:¥19000(税別)
ちなみに3RACINGの公式サイトのCACTUS PROのページはこちらです。
CACTUS PRO(カクタス プロ)のホイールベースはアルティマ RB7SSより短い
右側面の左下には『CACTUS バギープロフェッショナル(ミッドモーター)』とあります。
CACTUS PROの前身の『CACTUS』はリアとミッドでモーター位置が変更できましたが、CACTUS PROではモーター位置はミッド固定になります。
『Copyright © 2013 World Space CAD Industrial Co.』とありますが、香港にある『精確実業公司』というRC関連製品を開発されている会社のようです。
CUCTUS PRO | アルティマ RB7SS | |
全長 | 410mm | 395mm |
全幅 | 250mm | 249mm |
全高 | – | 148mm |
ホイールベース | 250mm | 277mm |
トレッド(前/後) | – | 221mm/201mm |
全備重量 | 1,600g | – |
YZ-2 DTM3あたりのサイズも比べたかったんですがヨコモ公式サイトにも掲載されてなかったので、ストック仕様のアルティマRB7 SSとのサイズ比較です。
アルティマ、ホイールベース長いんですね!
CACTUS PRO(カクタス プロ)のキットの中身は?
箱を開けたところです。
タミヤのキットはほぼ同じ箱の大きさでパンパンに詰ってる感じなんですが、CACTUS PROの場合はかなり余裕がある感じですね。
各社のハイエンド・バギーもこんな感じでシンプルなんでしょうね、きっと。
中身を並べたところ。
ボディとウィングが塗装済みで、ボディ色は青色でした。
他のハイエンド・バギーキットと同様に、ちゃんと組立工程ごとに『BAG 1』などと小袋に分けられていて好感が持てます。
CACTUS PROのアルミメインシャシーの材質は『AL 7075』、別名『超超ジュラルミン』ですね。
もうカッチンカッチンですわ💖
アルミニウムを主体とする合金であり、他の金属の割合は亜鉛5.5 %、マグネシウム2.5 %、銅1.6 %である。加工硬化によって高い引っ張り強度と耐圧力性を持つが、長い時間が経つと強度が低下する弱点もある。劣化し、腐食すると薄い欠片状に崩れていく。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E3%80%85%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%B3
1936年というと「前畑がんばれッ」のベルリン・オリンピックが開催された年で太平洋戦争直前でしょうか、AL 7075はこの年に日本で開発されてゼロ戦にも使われたそうです。
平和な世の中になってRCのシャシーに使われるようになって、本当に良かった…
ボディはちゃんとカット済みでしたが、カットラインにややバリがあったので軽くヤスリがけは必要そう。
塗装ににじみやタレはなく、塗装面も均一で特に気になるところはありませんでした。
付属のステッカーは、台紙が白で表面は光沢になっています。
すべてにカットラインが入っているので、すぐに剥がしてボディに貼ることができます。
塗装済みボディなので、ボディに個性を出すならステッカー・チューンが簡単で早そうですね。
組み立て前で、良い意味で一番裏切られたのがこの取扱説明書。
ヨコモや京商は知らないので業界標準がわかりませんが、なんとホッチキス止めなどによる製本がされていません!
会議資料みたいな、2穴パンチング止め!
これは、取扱説明書をデジタルスキャンして高解像度で画像化してる自分にとっては嬉しい誤算で、各ページがバラバラになるほうがスキャンが簡単・正確・きれいにできるので助かりました。
CACTUS PROをGAGAさんで入手すると付いてくる樹脂製アイドラギア(写真の左上)も、ちゃんと同梱されていました。
GAGAさんにRCを卸しているマルクさん経由だと、このアイドラギアが付いてくるそうです。
アルミのアイドラギアも付いてるので、できれば使いたいんですが難があるようです。
CACTUS PRO(カクタス プロ)のギア比
YZ-2 DTMの取説PDFで確認したんですがギア比はYZ-2 DTM3とまったく同じで、取説指定のピニオン21T、キット付属のスパー80Tの時にギア比9.90です。
【列】スパー 【行】ピニオン | 80T | 72T | 69T |
18T | 11.56 | 10.40 | 9.97 |
19T | 10.95 | 9.85 | 9.94 |
20T | 10.40 | 9.36 | 8.97 |
21T | 9.90 | 8.91 | 8.54 |
22T | 9.45 | 8.51 | 8.15 |
23T | 9.04 | 8.14 | 7.80 |
24T | 8.67 | 7.80 | 7.48 |
25T | 8.32 | 7.49 | 7.18 |
26T | 8.00 | 7.20 | 6.90 |
27T | 7.70 | 6.93 | 6.64 |
28T | 7.43 | 6.69 | 6.41 |
29T | 7.17 | 6.46 | 6.19 |
30T | 6.93 | 6.24 | 5.98 |
31T | 6.71 | 6.04 | 5.79 |
32T | 6.50 | 5.85 | 5.61 |
33T | 6.30 | 5.67 | 5.44 |
34T | 6.12 | 5.51 | 5.28 |
実際の17.5Tストッククラスだとスパー69Tか72T、ピニオン30T~34Tと聞いたことがありますので、CACTUS PROの取説通りに組むとギア比は低めですね。
ギア比は次の計算式から求めることができるので、エクセルで簡単に一覧を作ることができます。
CACTUS PROのギア比=(スパーギアの歯数÷ピニオンギアの歯数)×2.6
例えば、スパー80T÷ピニオン21T×2.6=9.90476190475…なのでギア比9.90という計算になります。
専門的な言い回しだと『スパー÷ピニオン』は1次減速比、『2.6』のところは2次減速比と言います。
ギア比については、タミヤ公式サイトにわかりやす解説ページがあるので参考にしてください。
難しくて面倒な話はこれぐらいにして、次回からいよいよCACTUS PROの組み立てに進みます!
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